らんちゅうの種類

らんちゅうは『金魚の王様』と呼ばれ、金魚の中でも
人気のある種類のひとつとなっています。

らんちゅうの原種となっているものは『丸子』と呼ばれる金魚
であり、江戸時代に中国から日本へと持ち込まれてきました。

その後明治時代になって本格的な改良が重ねられ、
現在のらんちゅうと呼ばれる形に変貌していきました。

いわゆる品種改良ですが、この品種改良は明治時代だけで
終わったものではなく、現在でもらんちゅう愛好家の方々に
よってさまざまな品種改良が行われています。

らんちゅうは、大きく分類して3種類の系統に分かれています。
『大阪筋』、『京都筋』、『宗家筋』と呼ばれるものです。

京都筋は別に『宇野系』、『尾島筋』とも呼ばれていて、
宗家筋は別に『協会系』とも呼ばれています。
協会系にはほかに『岡山系』、『浜松筋』という亜種があります。

らんちゅうの種類にはそれぞれ特徴があります。
大阪筋は、江戸時代からの形を現在もなお受け継いでいるものです。

京都筋は、色や柄と肉瘤のつき方にこだわられているものです。
宗家筋は尾の形や泳ぎ方が力強いものになっていて、
それぞれの魅力があります。

そのほか、肉瘤のつき方や形による分類もあります。
一般的に使用されている名称が『おかめ』、『たつがしら』、
『ししがしら』という3つです。

肉瘤は頭の部分にある『こぶ』のことであり、らんちゅうの
特徴そのものともなっています。
らんちゅうが非常に奥の深いものであるとわかります。

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