らんちゅうの病気

一般的に知られているらんちゅうの病気は、かなり多くあります。
症状だけですと病名を確定させることが困難である場合も
ありますので、金魚にも対応している獣医さんがいれば
相談することがもっとも安心です。

らんちゅうの病気のひとつである『白点病』は、白点虫と
呼ばれる繊毛虫によって発症するものです。
水温が15度から18度ほどになる春や秋に発症することが多く、
水温や水質の急激な悪化によって発生しやすいといわれています。

同じく水温が変化しやすい春や秋には繊毛虫が原因となる
『白雲病』、ギロタグチルスという虫がえらに寄生することによる
『吸虫病』なども発症しやすい病気として挙げられます。

なお、吸虫病についてはほかにダクチロギルス病という
虫によるものもあり、これは水温が高くなる夏に発症しやすく
なっています。

水温が高い時期は水質も悪化しやすく、『赤斑病』、
『マツカサ病』といった病気も懸念されます。

らんちゅうがが弱っていると感染しやすくひれやうろこに
症状が現れる病気であり、免疫機能が低下するなどします。

そのほかにも『金魚ヘルペス』、『ガス病』、『ツリガネムシ病』、
『カラムナリス病』、『イカリムシ病』、『ウオジラミ病』などが
挙げられます。

水温が比較的低い時期は病気になりにくいのですが、
それでも『黒斑病』、『転覆病』などが発症することもあります。

らんちゅうが病気になりやすいときは、水質が悪化しやすかったり
らんちゅうの体力が低下しやすい環境であるということも考えられます。
水質を監視し、らんちゅうにとって良い環境を維持するように気をつけましょう。

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