らんちゅうの繁殖

らんちゅうの繁殖を行う際には、特に水が重要となります。
らんちゅうの繁殖を行う前には、必ず『青子水』と呼ばれる水を
つくるということが大切です。

青子水は、植物性プランクトンが繁殖して緑色に染まっている水です。
水の仕上がり具合がらんちゅうの飼育や繁殖にも大きく影響する
こととなります。

らんちゅうの繁殖には、大きく分けると4つの段階があります。
繁殖のための準備を開始する上で適しているのは12月中旬頃で、
冬眠を始める時期です。

らんちゅうにエサをあげないようにして、冬眠させるようにします。
その後、2月の中旬から下旬頃になってかららんちゅうを
冬眠から起こし、産卵の準備に移ります。

この際の水の割合は、青子水とさら水を半々にすることが
ポイントとなります。
4月中旬頃になるとオスのらんちゅうには、白くザラザラした
『追い星』と呼ばれるものが胸ヒレに現れます。

メスは腹部がやわらかくなって産卵準備が整います。
準備ができてからはオスとメスを別々にし、交尾の際にだけ
一緒にするようにします。

そして産卵が終わってからは、またオスとメスを別々にします。
ふ化した後は2、3日経ってから1ヶ月はブラインシュリンプをあげます。

1ヶ月後からは、ミジンコに切り替えます。
そして7月下旬頃からは、ミジンコにアカムシを混ぜたものを
あげるようにします。

あとは水換えを頻繁に行いながら、成長を見守ります。
これらが基本的ならんちゅうの繁殖の流れとなります。

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