らんちゅうの尾の特徴

らんちゅうは、尾の形に特徴がある金魚でもあります。
こぶのついた頭と丸い胴体、そこに横づけの形でついている
尾びれは、フナなどの縦についている尾と大きく違い、
らんちゅうの優雅さを演出する要素でもあります。

品評会などでも尾の形の評価は大きな割合を占めるものであり、
いかにして美しい尾のらんちゅうを育てるかということは、
飼育する愛好家の方にとっても重要なポイントとなります。

らんちゅうの尾の形は三つ尾、四つ尾、さくら尾という3つに
分類されます。
三つ尾は、尾芯が尾先までつながっているものですが、
さまざまな欠点にもつながりやすく、かたちの良いらんちゅうに
育てることが難しいといわれています。
品評会などで上位に選ばれるというケースもあまりありません。

四つ尾は、尾芯が尾の付け根あたりまでふたつに分かれて
いるものです。
尾の種類の中では、もっとも高く評価されることの多いタイプです。

さくら尾は、三つ尾と四つ尾の中間的な形です。
尾先のところから少しだけがふたつに分かれていて、
場合によっては泳ぎに多少の影響を与えることもあります。

あまり程度がひどいと、良い評価にはつながりません。
どのタイプの尾が良いかという優劣をつけるものはありませんが、
現実には四つ尾の人気がもっとも高く、三つ尾はショップでも
売れ残ることが多いようです。

また、らんちゅうの尾については、その形だけでなく
尾芯の角度なども評価の対象になります。

もちろん品評会での審査の基準がすべてではありませんので、
選ぶときには好みのものにすれば良いのです。

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